海外に行く際、現地で出会った方やお世話になるホストファミリーにおみやげを持って行くととても喜ばれます。
海外では日本ほどおみやげの文化は強くありませんが、これからお世話になる方々におみやげを渡すことで、言葉で伝えられない感謝の気持ちが伝わったりします。
しかしおみやげをチョイスミスしてしまうと、なんとも気まずい雰囲気になりかねません。
そこで今回は、私がプレゼントしたことのある日本の食べ物飲み物で、喜ばれたものとそうでなかったものをご紹介したいと思います。

1、喜ばれる食べ物のおみやげ
しょっぱいものよりも、甘いものの方が喜ばれるような気がします。特にチョコレート系は世界中の人が好きだと思います。
私がよくおみやげとして配るのが、キットカットの「抹茶味」です。キットカットは多くの国で販売されていますが、抹茶味は日本でしか買えないと思います。また、キットカットには「わさび味」というのもあり、こちらも人気です。欧米の方はわさび好きが多く、寿司屋でもわさびを多めにもらう方が多いです。
しょっぱい物だと、欧米の方にはスナック菓子が喜ばれます。特にじゃがりこがオススメです。好みが分かれますが、珍しい物としては、「青のり味のポテトチップス」です。
ポテトチップスは世界中にありますが、青のり味は日本にしかありません。ただ、磯の香りが苦手な方も結構多いので、そこは注意が必要です。
おせんべいは嫌いな人は少なく、好きな人は好きですが、キットカットより反応は薄い気がします。でも日本の文化を伝えるにはいいアイテムです。
そして意外に喜ばれるのが「インスタント味噌汁」です。ここ数年、世界中で寿司ブームが起きており、そこで味噌汁も提供されています。
しかし味噌汁の作り方は一般の人は知らず、「寿司屋でしか味わえなくて残念」と思っている人も多くいます。そんな人にはインスタント味噌汁は画期的なアイテムです。
海外の寿司屋の味噌汁には、基本的にはワカメとネギしか入っていないので、いろいろな具が味わえるインスタント味噌汁は話のタネにもなります。

2、意外と人気のない食べ物
スウェーデン人の友人に吐き出された日本の食べ物をご紹介します。
まず「餅」です。
お餅につける醤油や海苔は平気でも、クチョクチョする餅特有の食感がダメだそうです。タコやイカを食べない国の人たちは、噛み切れないあの食感が嫌だそうなので、お餅も同じような理由かと思います。
次に「あんこ」です。
国にもよると思いますが、スウェーデン人からは人気がありません。理由は、「豆なのに甘いから」だそうです。豆はいろいろな料理に使われていますが、甘い味付けの物はありません。甘い豆に慣れていないから、おいしいと思わないようです。
友達にあんころ餅を振る舞った時は、悲惨な結果に終わりました。
イカやタコを使った駄菓子もダメでした。
酢漬けの駄菓子を配ったら、見事に全員吐き出しました。そしてバツゲームの景品にされました。上気した食感に加え、強い酢の香りと味がダメだったようです。
最後に「ほうじ茶」です。
「緑茶」や「玄米茶」は喜ばれましたが、ほうじ茶は「芝生の匂いがする」と言われ、人気がありませんでした。

3、喜ばれる飲み物
飲み物は液体物なので、手荷物としては持ち込めませんが、絶対に割れないようにスーツケースに収めることができれば、必ず喜ばれるアイテムがいくつかあります。
まず「日本酒」や「焼酎」です。
おみやげを渡す相手がお酒好きなら、必ず喜ばれます。日本酒は英語で「Sake」です。酒というと私たちは、アルコール飲料全体をイメージすると思いますが、外国ではSake=日本酒です。女性には「梅酒」が人気です。
それから「カルピス」も好きな人が多いと思います。
「これ何?」って聞かれたら、日本語でもうまく説明できませんが、グラスに作って飲ませてみてください。反応はかなりいいと思います。
以上、今回は手に入れやすい日本の食べ物、飲み物でおみやげとして喜ばれるものと、そうでないものをご紹介しました。
次回は食べ物以外のおみやげをご紹介したいと思います!