日本に来た外国人が感じるカルチャーショック

◆さらに増え続ける訪日外国人

 日本政府観光客(JNTO)がこのほど発表した2017年4月の訪日外国人数(下記:出展はJNTO)は、前年同月比23.9%増の257万9000人となり、単月で初めて250万人を突破しました。

 5月も前年同月比21.2%増となり、昨年一年間の訪日外国人数2400万人を超えることは、ほぼ確実になってきています。

  • 2017 年 5 月の訪日外客数は、前年同月比 21.2%増の 229 万 5 千人。2016 年 5 月の 189 万 4 千人を 40 万 1 千人以上上回り、5 月として過去最高となった。また、5 月までの累 計は 1,141 万 1 千人となり、これまでで最も早いペースで 1,000 万人を超えた。
  • 昨年 4 月に発生した熊本地震による需要減退の反動増や、航空座席供給量の増加を背景 に、韓国では 80%を超える好調な伸びを記録し、訪日外客数全体を牽引した。また、香 港の端午節や東南アジアの学校休暇をはじめ、旅行需要の高まる時期に向けて各市場で 実施した訪日旅行プロモーションの効果も追い風となった。
  • 市場別では、インドが単月として過去最高を記録。18 市場(韓国、中国、台湾、香港、 タイ、シンガポール、インドネシア、フィリピン、ベトナム、豪州、米国、カナダ、英 国、フランス、ドイツ、イタリア、ロシア、スペイン)が 5 月として過去最高となった。
  • 昨今の世界情勢や競合国との競争激化などを背景に、訪日旅行市場を取り巻く環境は 日々変化している。今後も市場動向を綿密に分析しながら、訪日旅行プロモーションを 進めていく。

(日本政府観光局「訪日外客数(2017 年 5 月推計値)」より)

 

◆「なぜ日本に来たの?」と聞く日本人、困惑する外国人

 「Youは何しに日本へ?」という番組がヒットするように、「なぜ日本に来たのか?」といった理由に日本人は興味津々です。多くの日本人が、まず最初に「どうして日本に来たの?」と質問するようです。

 しかし、この質問は、多くの外国人を困惑させるそうです。時には、同じことを何度も何度も質問されて、ウンザリしてしまうこともあるそうです。

 なぜかというと、アメリカなど多くの国で、外国人がいるのは当たり前。いちいち「なぜこの国に来たのか?」と質問することは、あまり無いからだそうです。

 日本に来る外国人は、観光目的ばかりの人ではありません。小さい頃から日本の漫画をTVで観て育ち、「日本の生活を体験してみたい」とやってくる留学生。「日本人はなぜこんなに高い絨毯を買っていくのか?」と、日本で絨毯のお店を開こうとやってくるビジネスマン。「日本で仕事をするのが夢だった」と、日本で仕事を探すインターンシップ生。

 中には、「別れた彼氏を忘れたくて、新しい環境に身を置きたくて」といった理由まで、さまざまな理由で日本に来ています。そして、リアルな日本の生活を体験しに、ホームステイやプチホームステイを選択する外国人も多いのです。

 

◆日本に来た外国人が感じるカルチャーショック

 以前の記事「外国人ゲストが日本に来て驚いたこと20選(前半)」でも紹介しましたが、外国人が日本を訪れて、さまざまなカルチャーショックを感じるそうです。そんなゲストの反応を見て、私は楽しんでいたりもします(笑)。

 そして、外国人が日本で遭遇した異文化体験を1冊の本にまとめた面白い本があったので、ご紹介します。この本では、日本に滞在した10人の外国人のカルチャーショックがまとめられており、外国人から見た日本の不思議が紹介されています。

 この本を読むと、「あぁ〜、外国人は日本に来て、そんな風に思っていたのか!?」ということが、少し分かるようになります。

<本で紹介されていた面白いカルチャーショックの例>

  •  日本では、どの茶碗、どのお箸が、誰のものか決まっているの?それってそんなに大事なことなの?お風呂では、全員同じお湯を使うでしょう?
  •  なんで日本にはこんなに暗黙のルールが多いの?
  •  なんで日本人は、ここまで完璧を求めるの?「I’d like a hamburger,please!」でも「I’ll have the hamburger,please!」でも、ハンバーガーは手に入るよ。。。

 

また、この本は、日本語と英語で書かれており、本を開いて左側が日本語、右側が英語になっています。英語を勉強している人にとっても、役立つ本になっており、一石二鳥です。

 

◆今後さらに訪日外国人が増えていく中、私たちができること。

 先にも述べた通り、今後日本にもっと多くの外国人がやってくるでしょう。2020年の東京オリンピックの時には、とんでもないことになっているかもしれません。

 と同時に、外国人と日本人のトラブルも確実に増えていくことが予想できます。ちょっとした文化の違いから、衝突してしまうことも増えていくのではないかなと思います。それはとても悲しいことです。

 日本にやってくる外国人は、日本を観光するだけでなく、「日本の文化を学びたい」「日本の文化を体験したい」と思ってくる人も少なくありません。彼らも日本を理解したいのです。

 しかし、日本のルールはあまりにも難しい。さらに、ルールブックがあるワケでもなく、ルールをすべて網羅したら、とんでもなく厚いルールブックが出来上がってしまいます。。。

<日本にはよく分からないルールがいっぱい>

  •  エスカレーターは、急ぐ人のために右側を空けておくこと。
  •  牛丼を注文するとき、汁を多くしたかったら、「つゆだく」と言うこと。
  •  飲み屋に行ったら、お通しは勝手についてくるし、料金がかかる。(断ることのできるお店もある。)
  •  「大丈夫」は、「いらない」「結構です」といった断る時にも使う。

 

一方的に理解を求めるのではなく、双方で理解していく姿勢を持ち、日本という国で良い体験をし欲しいなと思います。そして、ホストファミリーという、マイホーム交流を通して、双方の橋渡しになっていくことができればなと感じている次第です。