◆日本には「Why?」がいっぱい
「えっ?なんでトイレには違うスリッパがあるの???」
これは、私の家に最初にホームステイをしに来てくれたカナダ人の女の子から言われた質問です。
日本を初めて訪れた外国人は、日本には「驚き」がいっぱいだと言います。
さらに、日本の家庭にホームステイする外国人には、「えっ?(Why? What?)」がいっぱいだそうです。
私と家族は、ホームステイしにきた外国人のそうした反応を楽しみながら、ある時は日本人が気づかなかった「日本のびっくり」を再発見する毎日です。
◆訪日外国人がびっくりした!「Why」な日本の生活
当協会では、「手間無く安全にホームステイを受け入れる方法」を、ホストファミリー養成スクールとして体系立てて教えていますが、こうした「日本のWhy」を集め、日本で紹介したりもしています。
そして、先日、小学館の記者さんの取材を受けて、「読売KODOMO新聞(7月13日号)」の見開き面、「訪日外国人がびっくりした!Whyな日本の生活」という特集記事に掲載されました。
読売KODOMO新聞は、読売新聞社が小学館と共同で作っている、小学生向けのウィークリー新聞で、全国19万部発行されているそうです。
新聞は、小学生向けではありますが、大人が読んでも勉強になる記事ばかり。月わずか500円で定期購読できるので、我が子も高学年になったら読ませようかなと思います。
外国人から見た日本の驚きをわかりやすくまとめられていました。
「子どもの語学教育のために、ホームステイを受け入れる方は多いんですよ」と話すのは、日本ホストファミリー養成協会のの嘉手納知幸さん。4年前から約40ヶ国の国や地域から訪日外国人を自宅に泊めていて、その経験をもとに外国人と楽しく安全にくらす方法を伝えている。
(記事より抜粋)

◆当スクール受講生の受け入れの様子も掲載
特集記事の中では、当協会のホストファミリー養成スクールの受講生の黒子さんファミリーの、ホームステイ受け入れの様子も紹介されています。
”マイホーム海外旅行”で外国とのちがいを楽しむ
「ロシア人はスイーツが大好き。日本のイチゴ大福はスゴイオシイ!」と、ロシア出身の留学生アナスタシア・チェミリリーンスカさん(19)。日本語学校で紹介された黒子啓子さんのマンションに現在ホームステイをしている。
黒子さんは海外旅行好き。「でも、年に何回も行かれませんよね。だったら向こうから来てもらおうと思い、昨年からる留学生の受け入れを始めました」と話す。
ドイツ、イタリア、ブラジル、カザフスタンからそれぞれ2週間〜4週間。言葉の壁や文化のちがいを感じても、海外旅行だと思えば楽しいそうだ。5歳になる娘の遥香さんも、アナスタシアさんと地球儀でロシアを探すほど海外に興味津々。
(記事より抜粋)
◆最初が肝心
このような記事を読んで、ホストファミリーに興味を持つ人が増えるといいなと願いつつ、一方でホストファミリーを始めて楽しくない経験をしてしまう人も増えてしまうのではないかと危惧しています。
というのも、ホストファミリーは「最初が肝心」だからです。
最初に受け入れた経験が良いものであれば、その後もホストファミリーを続けられるのですが、実際は「もうやりたくない・・・」と続かなくなってしまうご家庭も多くいます。
しかし、最初の受け入れが肝心なのにも関わらず、ホストファミリーの受け入れ方をしっかりと体系立てて教えてくれるところは、私の知っている限りどこにもありません。
担当者が家に訪問してきて、約1時間ほどヒアリングや説明があるだけです。しかも、受け入れ時のポイントの説明があるだけで、一番肝心の「受け入れ前のポイント」がほとんど説明されません。
もし、安全に、トラブルを減らし、ホストファミリーを始めたい方は、しっかりと学ばれてから受け入れを始めることをオススメします。