独身の私がホームステイを受け入れてみた!【連載19回目】

◆今までの「あらすじ」

独身女性である筆者が、ホームステイを受け入れる「ホストファミリーをやってみよう」という企画で、日本ホストファミリー養成協会の「ホストファミリー養成講座」の内容を活用しながら受け入れ準備をしている。

筆者は賃貸マンションに住んでおり、大家さんがAirBnbに反対ということもあり、語学学校からホームステイを受け入れる。語学学校にホストファミリーの申込書を提出し、語学学校の担当者が受け入れ可能かどうかを審査するための家庭訪問を行い、Aino(アイノ)というフィンランドの中学生でグルテンフリーの子が来ることに決まり、受け入れ準備も済ませ、ついにAinoのホームステイがスタート。

 

 

◆おしゃれなAino

Ainoはおしゃれ大好きな女の子です。来日早々、お散歩ついでにGUとユニクロで買い物しました。
「フィンランドの洋服は単色のものしかないけれど、日本の洋服はロゴが入っていたりしてカワイイ」ということを時々言います。ついでに、初日に私が極々普通のストライプのポロシャツを着ていたら、「やっぱり日本人はおしゃれ」と言っていました。

ちなみに私、見た目以上に肩幅があるため、レディースの服は基本的に着れません。スーツは全てオーダーですし、普段着は主にメンズのMサイズで、デザインが女性の服にもあるようなものを選ぶことが多いです。
ZARAやH&Mに行けば着れる服もあるのですが…先日ZARAでシャツを試着しようとしたら、頭が入らないという残念な状態に。あぁ、やっぱり私は日本人だな、と思った瞬間でした。

そんな私は「着れるのがあればラッキー」という具合で、おしゃれに気を使いません。スティーブ・ジョブズ氏ではありませんが、これが私の時短にもつながりますし。

ものすごくおしゃれに関心のあるAinoを見ていると、「普通の女の子って、やっぱりこんな感じなんでしょうね」と、妙にほのぼのとした気分になります。
「ホストファミリーは”親”ではなく”おじいちゃん・おばあちゃん”の立場で接すると上手に行く」と日本ホストファミリー養成協会の講座で習いましたが、きっとこの「ほのぼのとした目で見ている」というのが”おじいちゃん・おばあちゃん”の立場なのかもしれません。

 

 

◆髪の毛もおしゃれ

Ainoは髪の毛もおしゃれです。肩より少し長い髪を垂らしたり、結わえたり、お団子にしたり、実に色々なバリエーションを楽しんでいます。ショートカットで時々分け目を変えるぐらいの私とは大違いです。

そして何よりすごいのが、髪の毛の色。なんとAinoは赤紫に染めているのです!

(私はそういう音楽を聴かないのですが)まるでパンクやロックのギタリストにいそうな風貌です。見方を変えると、かなりヤンキーな感じというのでしょうか。

最初、Ainoを見たとき、「フィンランドの学校ではこれが許されるのかな?」ですとか「実は結構な不良なのかな?」ですとか、かなりマイナスな目で見てしまいました。ただ、そういうマイナスな目で見るのではなく、「とりあえず、コレもアリ」と思うことにして、特に髪の毛の色については触れずにそっとしていました。

何かのタイミングでAinoが自ら話しましたが、母親にもこの髪の毛の色のことは「気でも触れたんじゃないの?」というようなことを言われたそうです。

そうそう、親って絶対に「そんな髪の色、元に戻しなさい!」みたいなことを言いますよね。よほど何かの罰ゲームでもない限り、普通は自分で選んで髪の毛を染めているのだから、親がそういうことを言うと子供が自分で決めてやったことを否定することになりますよね。自分が決めたことを否定する人のことは、好きになれないと思います。「何かやっても、どうせ否定されるだろうから」と消極的になって、否定される前に「うるさい!」「邪魔!」みたいに遠ざけるでしょう。

こういうのを「反抗期」という一言で片付けるのは簡単ですが、そういうレッテルを貼ったところで問題は解決しません。良好な人間関係のためには、まずは否定せずに受け入れることが大事…って、大学生の時に教育心理学の授業で習ったなぁ(専門用語で「ラポールを築く」というヤツですね)。

 

 

◆想定外の出来事

初日の夜、Ainoから「風呂場でヘアダイ(髪染め)のスプレーを使っても良い?」と訊かれました。

内心「げっ!」と思いました。
私の住まいは賃貸住宅ですので、お風呂場の床や壁に赤紫の染料がつくと大変です。

それと、私はハウスルールに「グランド・ハウスルール」なるものを作って「他の人の迷惑にならないなら、やりたいことは何でもしましょう」というルールと「何かやる前に念のためホストファミリーに相談しましょう」という2つをつけておきました。食事やお風呂の時間ですとか、オーディオの使い方など細かいことは、このグランド・ハウスルールを頭に入れておけばスンナリ受け入れられると思うのです。

ルールを守って、きちんとしたいことを相談してきてくれているのだから、なるべくNOを言わないようにしたいところです。ただ、さすがにヘアダイは銭湯でも禁止されているところも多いし賃貸だから勘弁して欲しいなぁという気持ち山々。

さて、どうする?

もし皆さんのご家庭で、髪の毛を染めるスプレーを使いたいと言われたら、皆さんはどうしますか?

 

 

◆どうしたら許可できるか?

「染料がつくからダメ」と言うのは簡単です。
Ainoだって恐らくそれで納得してもらえるでしょう。もし納得できなければ「この部屋は借りている部屋で、汚すと大家さんがペナルティーを請求するからダメ」みたいな説明も可能です。

ただ、「したい」ことは「させてあげる」のが望ましいですよね。
別にAinoの髪の毛が染まっていることで誰かが迷惑を被るワケでもないですし。

ちょっと考えて私は
「どうぞ。でも壁や床に着いた染料は綺麗に掃除してね」
と許可しました。

もし掃除が嫌ならヘアダイを使うのをやめれば良いです。掃除をしてでもヘアダイを使いたいなら、しっかり掃除をすれば良いのです。どちらを選ぶのも本人の自由です。

これ、我ながらに良い返事だと思います。

で、結局Ainoは今のところ毎朝欠かさずヘアダイのスプレーを使ってから語学学校に出発します。

いやぁ、ご苦労なこった。

 

 

◆鍛えられます

ホームステイを受け入れると、このように想定外のことが起きます…と言っても、3日間が経過したところで、今のところ私にとっての想定外は、このヘアダイのことだけですし、このヘアダイの話はどこのホストファミリーもが直面する問題とは全く思えないのですが。

こうして「どうしたらYESと答えられるか?」を考えるのは、良い頭のトレーニングになると思います。ちょっと自画自賛みたいで恐縮ですが、間違いなく懐が広くなると思います(以前の私だったら間違いなく「ダメ」って即答していたと思います)。

ふと、前回の記事で書いた男子中学生達のことを思いました。目の前にいた見ず知らずの人が英語で会話をしていることがNOになるぐらい、彼らの懐は狭いです。
そこまで狭い人は少数だと思いたいのですが、実際にホームステイを受け入れていない人々の多くは「家に他人がいるのがNO」という人々ではないでしょうか。程度の差こそあれ、懐が狭いことには変わりないように思います。

坂本龍馬のような懐の広い人に憧れる日本人は多いのに、実際にそういう懐が広い行動を取っていない日本人がまた多いようです。まぁ、憧れというのは一般に自分にはないものに憧れるものですから、仕方ないのかもしれませんが。

もちろん、私自身、そんな坂本龍馬ぐらい自分の懐が広いとは全く思いません。ただ、こうして実際にホームステイを受け入れることで以前よりも少しだけ懐が広くなったとは思います。

ホームステイを受け入れるというと、どうも語学学習の面が強調されがちです。確かに私も毎日Ainoと英語で話すことで英語のセンスが戻ってきている感じがあります。
ただ、ホームステイを受け入れることで鍛えられるのは何も語学面だけではありません

ホームステイを受け入れてみませんか? ぜひ一度、日本ホストファミリー養成協会にお問い合わせください。

 

 

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