◆日本人が英語を苦手とする意外な原因
多くの日本人が英語を話せない理由は、英語力うんぬんの前に、意外なところに原因があると言います。
もしあなたが英語を「苦手だな」と感じているようでしたら、以下のチェックをしてみてください。
【チェックリスト1】
□ 外国人の前で話をする時に赤面してしまう
□ 外国人の中にいると緊張して手汗をかいてしまう
□ エレベーターなどの狭い空間で外国人と一緒になると緊張する
□ 外国人と目が合うとどうしたらいいかわからずうろたえてしまう
□ 会話中に、自分がおかしいと外国人に思われているのではないかと感じる
あなたは、いくつチェックが付きましたか?
チェックが多く入った人ほど、英語に苦手意識を感じている人が多いはずです。

◆このチェックリストの意味は?
実はこのチェックリストは、「対人恐怖症」かどうかのチェックをする時のチェックリストの一部を、「他人」→「外国人」に入れ替えただけです。
それでは、このチェックリストをすべて、「他人」に入れ替えて、チェックしてみてください。チェックは何個つくでしょうか?
たとえば、1問目の「□ 外国人の前で話をする時に赤面してしまう 」は、「□ 他人の前で話をする時に赤面してしまう 」となります。
【チェックリスト2】
□ 他人の前で話をする時に赤面してしまう
□ 他人の中にいると緊張して手汗をかいてしまう
□ エレベーターなどの狭い空間で、他人と一緒になると緊張する
□ 他人と目が合うとどうしたらいいかわからずうろたえてしまう
□ 会話中に、自分がおかしいと他人に思われているのではないかと感じる
チェックは何個付きましたか?チェックは増えましたか?減りましたか?
もしあなたが、「外国人」を「他人」と入れ替えても、チェックの数が変わらないようでしたら、あなたがそもそも英語に苦手意識を感じるのは、
あなたの英語力に原因があるのではなく、「対人」に対する苦手意識ががあるのかもしれないのです。
つまり、日本人の多くが英語に苦手意識を感じるのは、英語力に原因があるのではなく、外国人への苦手意識が原因でもなく、そもそも「対人」に対して苦手意識がある可能性があるのです。
この「対人」への苦手意識を克服しない限り、いくら英語力を付けた所で、英語を話せるようになるのは難しいということになります。
一方で、「外国人」の時の方がチェックが多かった場合は、「対人」に対しては苦手意識がないので、あなが「外国人慣れ」していないだけということになります。
もちろん他にも原因がある可能性は考えられますが、多くの日本人が陥っている原因が、そもそも英語力にあるのではなく、対人力やコミュニケーション力に原因があると考えられているのです。
原因が分かってしまえば、克服もしやすくなります。

◆私がどう苦手意識を克服できたのか?
かく言う私も数年前までは英語に苦手意識を持っていました。
今でもスラスラ話せるワケではありませんでしたが、そもそも「人見知り」で、「外国人慣れ」もしていませんでした。
ホストファミリーをすることによって、半強制的に「人見知り」が治り、「外国人慣れ」していくことで、「英語慣れ」もしていき、英語への苦手意識が自然と消えていったのです。
先日は英語でビジネスの話しをしたりもできるようになりました。
英語で自分の考えや意見を言えるようになってきたのは、英語力が劇的に向上したというよりも、対人力がいに付いたお陰ではないかと考えている次第です。