「正しく正確に」は間違い?

ちょっとの間違いが、大間違い!?

 1年前ぐらいのことでしょうか!?我が家に滞在していたイタリア人留学生の男の子が、ニコニコしながら昨日の出来事を話してくれたのです。

私「なんだかとても楽しそうだけど、何か良いことあったの?」

イタリア人「ソウデス。ワカリマスカ?」

イタリア人「キノウ、ヨル、ワタシハ、ゴウカンヲシマシタ♪」

私「えっえぇ〜!?ゴウカン・・・???(驚)」

イタリア人「ソウ、ニホンジンノジョセイ トモダチニナレマシタ!」

私「えっえぇ〜!?(汗)」

私「”ゴウカン”じゃなくて、”合コン”でしょ!?」

私「ゴウカンしたら、犯罪者になっちゃうよ!ゴウカンはね・・・(説明)」

イタリア人「Oh、No、、、ニホンゴ ムズカシイネ・・・」

たった1文字「コ」と「カ」の違いではありますが、間違えただけでとんどもない間違いになってしまうことがあります。

英語のちょっとした間違いが・・・

一方、以前にもご紹介しましたが、ちょっとの間違いが大間違いになってしまうのは、日本語だけではありません。英語においても、ちょっとした違いが、まったく違う意味になることもあります。

たとえば、外国人と会話をしていて、何を言っているか聞き取れなかった時に、「One more please!」と言ってしまうと、とんでもない意味に取られてしまうことがあります。

実際に、食卓で外国人とご飯を食べながら会話をしている時に、こんなことがありました。

私「(英語が早くて分からない・・・。なんて言ったんだろう?)One more please!」

外国人「What do you want?(あなたは何が欲しいの?)」

私「(えっ!?)One more please!」

外国人「(お皿を指して)This? (コップを指して)This?」

おそらく英語が得意な方はすぐ分かったかと思いますが、私は決して英語は得意ではなく、最初なんでお皿やコップを指差して「これ?」と聞いてくるのか、良く分かりませんでした。

しかし、のちのちになって、「もう一度言ってください」と言う時は、「One more please!」ではなくて、「Once more please!」と言わなくてはいけないということを知ったのです。

先のイタリア人ではないですが、英語って難しいなと感じました。

正しい日本語を教えるように意識

そんなこともありまして、私がホームステイしている子に日本語を教える時には、なるべく細かな点にも注意して、伝えるようにしています。

意外と難しいのが、「分かります。」と「分かりました。」の違いです。日本語を勉強中の外国人は、良く会話中にこの違いが分からなくなってしまうようです。

たとえば、「明日はゴミの日なので、朝までに出してくださいね!」と私が言うと、外国人は「はい、分かります。」と答えてしまったりします。

一方で、「今日はゴミの日だって言ったよね。私の言っていること分かりますか?」と私が尋ねると、外国人は「はい、分かりました。」と答えてしまうこともあります。

本当にちょっとしたことなので、外国人には違いを理解するのが難しいようですが、それでもそのままにしてしまって、気が付かずに間違った日本語を使い続けるのも可哀想だと思い、細かく言うようにしています。

私も英語を話している時に「ここが変だよ」と指摘して欲しいと思っているからです。

新しいことに挑戦する時には・・・

このように何かをやるときに、「正しく正確に」ということはとても大切な事だと思います。漢字を書く時は、書き順は大切です。字のバランスやハネやハライも大切です。

一方で、何か新しいことに挑戦する時には、「正しく正確に」ということを大切にし過ぎてはいけなかったりもします。

「正しく正確に」ということが必要以上に重くなり、一歩を踏み出せなくなってしまうことが多々あるからです。特に日本人にはその傾向が強いようです。

英語にしても、学校で習うときから減点方式で、「いかに英語で伝えるか」よりも「いかに正しい英語を使えるか」に重きを置くシステムになっているため、「間違った英語を使っているんじゃないか・・・」と怖くなり、英語を話せなくなってしまうのです。

間違ってもいいから、とにかく英語を話して上達する。そして、徐々に「正しく正確に」話せるようになっていく。

私たちはいきなり自転車に乗れるようになったりはしません。子供の頃に、何度も転んで、時には怪我をしたりして、やっと自転車に乗れるようになります。

ホームステイを受け入れして、毎日のように英語を話す機会が多くなり、強くそのように感じている次第です。

ホストファミリーも同じ

ホストファミリーも同じです。「ホストファミリーをやってみたい!」と興味を持つ人も多いのですが、多くの人が興味を持って終わりです。

そこには、「失敗したらどうしよう」「嫌な思いをしたらどうしよう」「トラブルになったらどうしよう」と必要以上に恐れを抱いてしまっている人も多いようです。

失敗もあるかもしれないけど、まずはやってみることが大切だと私は常に考えるようにしています。ちょっとの失敗であれば、徐々に修正していきます。予想以上に大変で「これは無理だ」と思ったら、止めればいいのです。

ですので、当協会では、いきなり長期で受け入れをスタートするのではなく、一日から一週間の短期で受け入れを教えているのです。

まずは短期で受け入れをしてみて、そこから徐々に長期受け入れをしていくように教えているのです。

ホストファミリー養成スクールより)