おかげさまで協会設立2周年「これまでの活動とこれからの活動」

「永遠(10月8日)に・・・」という思いを込めて

 今から2年前の2015年10月8日、(社)日本ホストファミリー養成協会は産声を上げました。

 もともと私自身は2013年9月よりホストファミリーとなり、子供の英語教育や私自身の英語力向上になればと、ホームステイの受け入れをスタートしましたが、本当に良い経験をさせてもらいました。子どもたちが外国人慣れしていき、英語に興味を持ち出し、私自身も英語力が格段に身についていったのです。

それだけでなく、「日本良かったよぉ」と口を揃えて国に帰ってくれる。家族や友人に伝えて広がっていく。そして、また日本を訪れてくれる。世界中に日本のファンが増えていくことが、何よりも嬉しかったのです。

「こんなにメリットや魅力に溢れるホストファミリーを、もっと多くの人に知ってほしい!日本中に広げたい!」そんな思いでホストファミリー養成協会を立ち上げました。

ホストファミリー養成スクールの前身であるホストファミリー養成2級講座の最初の受講生2名と、新宿のカフェに集まり、初めての打ち合わせを行ないました。今では当協会の理事をしてくれています。

 

これまでのホストファミリーと、これからのホストファミリー

なぜ私が(社)日本ホストファミリー養成協会を立ち上げようと思ったかというと、それには理由があります。

それは、当時(今でもそうですが)ホストファミリーというと、そのメリットや魅力よりも、どちらかというと「大変」「手間がかかる」「負担が大きい」「トラブルがある」といったネガティブなイメージが強く、回りでやっている人はいませんでした。

また、ホストファミリーをやっている人は、「経済的に余裕がある」「時間的に余裕がある」「部屋に余裕がある」シニア層の夫婦がやるものという認識がありました。私達のような30代、40代の子育て家族がやっている人がいませんでし、独身の方がやっていることも聞いたことがありまでした。

しかし、実際にホストファミリーをやってみるとどうでしょうか?

私がホストファミリーを始めた頃は次男が産まれたばかりで大変な時でした。特に妻の負担はとても大きかったと思います。妻が育児休暇中とはいえ、夫婦共働きですし、都心からも電車で1時間弱の決して良い立地ではありませんでした。

実際にやってみると、世間で思われているようなネガティブなことはほとんどありませんでした。あったとしても些細なことですし、それ以上に魅力に溢れていました。

<私の中のホストファミリーのイメージの変化>

・大変。忙しい家庭には無理。 → 忙しくてもできる。むしろ楽になる!

・トラブルばかり。 → トラブルはぼぼゼロ。むしろトラブルを一緒に解決してくれる!

・経済的な余裕が無いとできない。 → 経済的に余裕が無くてもできる。むしろ経済的に楽になる!

ホストファミリーの知識を体系化、トラブルをパターン化

しかし、当時はホストファミリーのやり方やトラブル時の対応方法を教えてくれる人は、まったくいませんでした。

ホストファミリーに興味がある人もいますが、多くの人が不安を感じているように私も不安でした。実際にホストファミリーを始めた人も、多くの人が「もう二度とやりたくない」と止めてしまう人も多くいます。

なんとかホストファミリーの不安を減らし、受け入れ時のトラブルを減らし、もっと多くの人がホストファミリーを気軽に安全に始めることはできないだろうか?

そこで、誕生することができたのが「ホストファミリー養成スクール」です。

全4回、4ヶ月に渡ってホストファミリーの始め方から受け入れ中の対応、そして受け入れ後の良好な関係の築き方を教えていく講座で、講座受講中に85%以上のご家庭がホストファミリーをスタートすることができています。

ホストファミリーを始めるには、まずホームステイの受け入れ手段だけでも、各ご家庭の都合に合わせて3通りの方法があります。忙しいご家庭には忙しいご家庭なりの受け入れ方があるのです。

受け入れ時のトラブルも、90%以上は未然に防ぐことができます。残りの10%のトラブルもだいたいパターンが決まっているため、その解決策を当てはめれば良いだけなのです。

そして、「経時的に余裕が無い」という方のためにも、「経済的な負担がかからない(当協会では自己犠牲と呼ぶ)」方法を教えています。

このように、これまでのホストファミリーの常識を壊し、私自身の体験を踏まえて、誰でも気軽に安心して始められる新しいホストファミリーの形を提示することができました。第1期生は10名を超えるご参加を頂いています。

各種メディアで取り上げられる

このような取り組みを評価してくださり、わずか設立2年の協会ではありますが、各種メディアで取り上げていただきました。

<これまでの取材実績>

  • グッド!モーニング|テレビ朝日
  • 日本経済新聞
  • 朝日新聞
  • 読売新聞
  • 読売KODOMO新聞
  • 毎日新聞
  • リフォーム産業新聞
  • 日経マネー
  • など

(順不同)

全国各地で講演

全国各地で講演依頼を頂き、地方自治体や大学などにおいいて、ホストファミリーの普及活動を行うこともできました。

<これまでの講演実績>

  • 神戸山手大学(兵庫県神戸市)
  • NPO法人 フィール・ザ・ワールド(愛知県長久手市)
  • 久慈地域雇用創造協議会(岩手県久慈市)
  • 姫路青年会議所 国際アカデミー招致委員会(兵庫県姫路市)
  • (公財)日本賃貸住宅管理協会(東京都千代田区)
  • など

(順不同)

今後の活動について

 以上のように、たった2年ではありますが、いろいろな事に挑戦することができました。ようやく世間にも認知され始め、私達協会の役割について理解されるようになってきました。

 日本の政府は、2020年までに「4000万人の訪日観光客」と「30万人の外国人留学生」の目標を掲げています。今後、日本にはもっともっと外国人が増えていくでしょう。

 しかし、残念なことにトラブルも増えています。文化の違いによる外国人とのトラブルだけでなく、さまざまなトラブルが増えています。たとえば「民泊」。単なるお金儲けの道具として「民泊」を使う人や、民泊に対する誤った認識も増えてしまっているためです。

 これでは、外国人を受け入れる私達日本人だけでなく、せっかく日本を楽しみにして来てくださる外国人に対しても良いことではありません。世界中に日本のファンは広がっていきません。

 かつて「武士道」を書き、5千円札の肖像にもなっている新渡戸稲造は、われ太平洋の橋とならんと、日本の文化や精神を世界中に伝えようとしました。

 (社)日本ホストファミリー養成協会では、「世界への架け橋を、あなたの家庭から!」という理念を掲げ、かつて新渡戸稲造が目指したように、日本の家庭から世界中に日本の文化や精神を伝えていきたいと考ております。