確定申告、していますか?

◆確定申告、していますか?

ホームステイを受け入れるホストファミリーの皆様、確定申告は、していますでしょうか?

筆者は、もちろん確定申告しています。
ライターという職業上、いわゆる会社勤めをしていないこともあり、あちこちからお金を頂くことになりますので、確定申告となります。毎年、ざっと25万円ほど、払い過ぎた税金を取り返していて…

…という話もそうなのですが、「ホームステイを受け入れている以上、確定申告は必要です」という話を今回はしたいと思います。

 

◆雑収入が発生!

ホームステイを受け入れることで雑収入が発生することがあります。

例えば筆者の場合、1週間ほど預かると1万5千円ほど謝礼を受け取りますが、この「謝礼」が税金の面では雑収入としてカウントされます。
副業などしていない普通のサラリーマンでも、ホームステイを受け入れることで謝礼を頂いた場合、その謝礼を雑収入として確定申告で報告しなくてはなりません。

 

ちなみに、謝礼として箱に入ったチョコレートや置物などを受け取った場合、基本的に確定申告での報告は不要です。

ただし、もしホームステイした人が感激してホストファミリーに宝石や貴金属などを謝礼としてプレゼントした場合は確定申告が必要になります。このような「物によるハンパない謝礼」は、換金する事が可能なため現金を受け取ったのと同じと見なされるからです。

とは言うものの、そんな宝石や貴金属などを謝礼として受け取った経験は、残念ながら筆者にはないんですけれどねー(私が、あまりキラキラさせていない、というのもあると思いますが)。
まぁ、箱に入ったチョコレートや置物、それと箱に入ったマカロン、あとは私が料理好きということでエプロンをいただいたことがあります。

 

そう言えば、ブランド物のペンケースを頂いたこともありました。ただ、このペンケースは仮に現金化しても1万円にも満たない物なので、わざわざ確定申告で報告する必要はありません

ここで大切なのは、現地価格ではなく「日本国内での時価で」計算される、という点です。ダイアナ妃にドディさんが贈ったプレゼントで最も高額だったのが(イギリスでは大した金額ではない)鉢植えの植物だった、という話がありますが、それと同じで、現地では高価なものを謝礼として頂いても、日本国内での時価で確定申告が必要かどうかを考えましょう。

 

ここら辺の「確定申告で報告すべきかどうか」の線引きがアヤシい場合は、専門家に相談するのが良いでしょう。具体的には会計士さん税理士さん、それと税務署に直接お問い合わせするのが良いです。

 

◆謝礼ナシでも確定申告

仮に謝礼をもらわないとしても、ホストファミリーは確定申告をする必要があるでしょう。というのは、ホームステイを受け入れるのに経費がかかるからです。

もしホームステイを受け入れるために、新しく布団を購入したとしたら、その布団の代金は経費です。そして、この布団を購入するのにバスや電車に乗って出掛けたとしたら、その交通費も経費です。

ホームステイを受け入れている最中は、とにかく経費が発生します。

食事の提供をすれば、その食事の材料費だって経費ですし、シャワーの水もお手洗いの水も全て経費です。ホームステイで来た人と一緒に、どこかに出掛けたとしたら、そのお出掛けにかかった費用も全て経費です。

 

ところで、お出掛けの交通費なら計算は簡単ですが、食費や光熱費の計算はちょっと面倒かもしれません。

というのも、例えば電気の請求書に書かれた金額がそのまま経費にはならないからです。とりあえず、受け入れていた期間の請求金額を、「家族の人数 + 受け入れた人数」で割って、受け入れ人数1人あたりの経費を計算するのが無難でしょう。

間違っても「面倒だから全額計上」なんて乱暴なことは、しないほうが無難です。

 

◆赤字、大歓迎!

ところで、この確定申告…「謝礼を受け取らずにホームステイを受け入れて、経費ばかりかさんで赤字」ということがあるかもしれません(参考までに、このようなケースを日本ホストファミリー養成協会では奨励していません。謝礼がなくて赤字だとホームステイを受け入れるのが辛くなるからです)。

そこまで極端な例でなくても、「謝礼は受け取ったけど、おもてなししすぎて赤字」ということも、あるかもしれません。1日1,000円しか謝礼を受け取っていないのに食費だけで1,000円を超えている、などという場合ですね。
まぁ、よっぽど、そのホームステイしている人が良い人だったのかもしれませんが…。

 

ともかく、このような赤字は、確定申告をしましょう
と言っても難しいことはありません。雑収入と経費を申告すれば良いだけです。

このような赤字、実は決して悪いものではないのです。
というのも、ホームステイを受け入れたことで発生した赤字分は、ほかの収入から差し引かれます。

 

例えば年収が720万円の人が、ホームステイを受け入れて同じ1年間に30万円の赤字が発生したとします。すると、この人にかかる所得税は、720万円から赤字分の30万円を引いた690万円にかかるため、所得税の税率が低くなります

「そんなに収入がない!」という方もご安心ください。
例えば年収が310万円の人が、20万円の赤字を出した場合、やはり所得税の税率が低くなります。

もちろん、年度によって累進課税制度(多く稼いだ人が多く税金を支払う制度)の階級の線引きが変更されることがあります。線引きの位置によっては、赤字が発生しても税率が変わらないこともあります。

 

この線引きについては、会計士さんや税理士さん、それと税務署に直接お問い合わせするほか、ファイナンシャル・プランナーさんも詳しいです。

ちょっと意外かもしれませんが、保険屋さんは、ファイナンシャル・プランナーという資格を持っている人が極めて多いです。銀行の、窓口のお姉様ではない人たちもファイナンシャル・プランナーを持っている可能性が高いです。

 

◆確定申告しないと…

ここまで「ホストファミリーの皆さんは確定申告をしましょう」という話を、謝礼の面と経費の面から書きました。ところで、この確定申告をしないでおくと、どうなるのでしょうか

まず、確定申告をすれば所得税の税率が低くなったはずの人が確定申告をしなかった場合は、高い税金を支払うことになります
一応、「修正申告」というものを行えば、払い過ぎた税金を取り返すことは可能です。ただ、かなり面倒臭いのは事実です(し、大体は面倒くさくて泣き寝入りするのがスジでしょう)。

それと、頂いた謝礼を申告しなかったような場合、各種罰金が発生します。

 

ちょうど確定申告は2月16日から3月15日まで、その前年1月1日から12月31日までの分を申告するようになっています。「年末調整の紙を会社に出しちゃった」という方も、ぜひ一度、税務署に行ってみてはいかがでしょうか。

 

日本ホストファミリー養成協会では、安全・安心してホームステイを受け入れられるよう、ホストファミリーのための情報を提供しています。ホストファミリーに興味をお持ちの方は、ぜひお問い合わせください。

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