独身の私がホームステイを受け入れてみた!【連載54回目】

◆今までの「あらすじ」

独身女性である筆者が、ホームステイを受け入れる「ホストファミリーをやってみよう」という企画で、日本ホストファミリー養成協会の「ホストファミリー養成講座」の内容を活用しながら受け入れる。

筆者は、大家さんがAirBnbに反対しているマンション暮らしということもあり、語学学校からAino(アイノ)というフィンランドの中学生でグルテンフリーの子を3週間受け入れる。

色々と楽しい経験をしたAinoに引き続き、スイス人のNathanael(ナサナエル)とオランダ人のNeils(ニルス)という2人の男性を同時に受け入れる。2週間の滞在だったNathanaelは最初からトラブルもあり、1ヶ月の滞在だったNeislも滞在が終わり、日本全国を巡る旅行に出た。

その後、今度はMiisa(ミイサ)というフィンランド人女性を受け入れるが、彼女は脚が悪くびっこを引いている。

 

◆私にとっての京都

フィンランド人女性のMiisa(ミイサ)の授業が始まる前に、私とMiisaは京都に旅行することにしました。

私にとって京都はお馴染みです。高校の修学旅行が京都だったのと、大学時代に関わっていた勉強会のイベントで年に2回ほど京都に出掛けていましたし、社会人になってもその勉強会のイベントに何度か参加して京都に行きました。それに、つい先月の出張は大阪と京都でした。

 

個人的には、無駄に混雑している京都は面白くありません

先日の京都出張のついでに私が足を伸ばしたのは、山科にある神社と、その神社の裏山に当たる大日山と大文字山のトレッキングでした。大日山のトレッキングコースの途中には「昔はここから伊勢神宮を拝むことができた」という史跡があり、なかなか楽しいものです。

この山科にある神社とその裏山は、お盆シーズン前半というタイミングなのに、観光客は2,3人しかいません。由緒正しい神社で、知る人ぞ知るパワースポットで、他の神社にはない特徴的な造りの境内を持つのに、「本当にここで正しいのかな」と不安になるぐらい人がいません。ちなみに拝観料は無料です。

 

ついでに言うと、私は京都の有料の神社仏閣は嫌いです。

高校の修学旅行で行きましたが、あれはお金を払ってまた見たいとは思いませんし、10ぐらい巡っても「わざわざお金を払ってこれ?」と思うものばかりで、「これならお金を払っても見たい」というものが1件もなかったので、これ以上見たいとは思いません。

小ネタですが、本能寺は大学生の時に個人的に見に行きました。あの「本能寺の変」の舞台です。本能寺は無料で、無料なだけに大した説明もないのですが、その「たいした説明がない」のと同じレベルが他の拝観料を徴収する神社仏閣だったのです。

 

正直、いくつか示した候補の中で「最も行きたくない場所」が京都でした。

その「京都」にMiisaが行きたいと言うのだから、行きました

 

◆懐事情

金曜日の午後、出発する前にホテルを予約しました。

私の中では、日本全国を旅行しているオランダ人のNeils(ニルス)のように、欧米人で日本に語学留学する人は「それなりに金持ち」だと思っていました。だから、ホテル代も1泊1万円から1万5千円を想定していました。

ちょうど去年のクリスマス・シーズンに私は兄の長女とUSJに行ったのですが、その時に1万円台のホテルに宿泊して「これぐらいだろう」と思っていました。

 

ところが、どうやらMiisaはそうではなかったようです。

予約が当日、それも金曜日の夜のホテルを予約するのですから、どこも高いですし、安いホテルは空きがありません。おまけに三連休です。

「予めホテルを予約してから出掛けよう」という私の提案にMiisaは「O.K.」と答えました。

 

「ところでMiisaは京都に行って何を見たいの? 京都はそれなりに広いから、見たい場所の近くにホテルを予約したいんだけれど」と私が言うと「おまかせする」とのこと。

内心「自分で京都に行きたいと言っておきながら、そりゃぁないだろうよ」とイラッとしました。でも、Miisaがそう言うのだったら、私は京都の観光名所でも私がまだ行ったことのない天橋立ですとか丹波ですとか嵐山を思い出しました。

さすがに天橋立や丹波に出掛けて「京都」と言うのはキツいかもしれないと思い、「嵐山に行こう」と私は言いました

 

Miisaは「O.K.」と言うのですが、嵐山のホテルは件数も少ないですし、金額もそれなりです。

嵐山に4千円ぐらいで泊まれる場所もあるのですが、それはバックパッカー向けのドミトリーで、男女混合部屋とのことです。さすがにそれはMiisaも遠慮しますが、まともなホテルとなると1泊1万円クラスです。

私としては十分に想定の範囲内で、それをMiisaに見せたら「高い!」とのこと。「嵐山だと最低これぐらいはする」と私が伝えると「別の場所で探して」とMiisaが言いました。

 

市内でもう少し安いのを探して見せても「高い!」を連発し、しまいには「そんなに高いなら京都より安く行ける場所はないの!」と少々ヒステリックに。

どこに行きたいという程度ですら全く何も準備していないのに、こうヒステリックに言われては、正直なところ今後のホームステイが末恐ろしい感じもします…。

 

「他の地域でも余裕でこれぐらいはする」と私が言い、気を取り直して京都にある全国チェーンのビジネスホテルを1泊だけ「直前割」で予約しました。

それでも7千円します。

 

◆ホテルでがっかり

全国チェーンのビジネスホテルということで、欧米人の宿泊客は1組しか見かけませんでした。その代わり、というか私にとっては案の定、中国や韓国などのアジア系の宿泊客は数え切れないほどいました。それも最低でも5人以上の団体さんで、それなりに賑やかです。

この状況にMiisaは少しがっかりした表情を私に見せました。そんな目配せされても、そういうこともあって多くの欧米人や、日本人でもケチケチしない人は、それなりに良いホテルを利用するのですが。

 

それ以上にMiisaががっかりしたのは、ホテルのフロントの対応です。

確かにネットから予約したのは私ですが、宿泊票にMiisaが名前と住所を記載するのも、Miisaのパスポートをコピーするのにも、ホテルのフロントにいた女性は私に日本語で話しかけ、一切Miisaには話しかけなかったのでした。

 

この対応…Aino(アイノ)を受け入れた時に郵便局で受けた対応に似ています。なので、私にとっては「あ、またですか」という感じでした。

ただ、ここはホテルのフロントです。

ホテルのフロントと言えば、英語の話せるスタッフがいるのが当然な場所ではないでしょうか。東京23区のベッドタウンにある郵便局ならともかく、京都の駅から10分と歩かない場所にあるホテルでこの対応は、かなり疑問です。

2020年に東京オリンピックを迎えるのですが、外国人への対応ですとか「おもてなし」とかは、東京だけの話だとは思えません。「せっかく日本に来たのだから京都にも行ってみよう」という外国人も多いと思います。

 

日本ホストファミリー養成協会では、ホストファミリーの皆様が安全・安心してホームステイを受け入れられるように、ホストファミリーのための情報を提供しています。ホストファミリーに興味をお持ちの方は、ぜひお問い合わせください。

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