◆今までの「あらすじ」
独身女性である筆者が、ホームステイを受け入れる「ホストファミリーをやってみよう」という企画で、日本ホストファミリー養成協会の「ホストファミリー養成講座」の内容を活用しながら受け入れる。
筆者は、大家さんがAirBnbに反対しているマンション暮らしということもあり、語学学校からAino(アイノ)というフィンランドの中学生でグルテンフリーの子を3週間受け入れたのに引き続き、スイス人のNathanael(ナサナエル)とオランダ人のNeils(ニルス)という2人の男性を同時に受け入れ、さらに今度はMiisa(ミイサ)というフィンランド人女性を受け入れる。
Miisaを連れて京都に旅行したのだが…

◆嵐山に行く
南さんのところで書道体験をした後、私達はバスを乗り継いで嵐山に行きました。もちろん、バスは1日乗車券を買ってあります。
ちょっと余談ですが、関東に住んでいる人だとつい嵐山を「らんざん」って読みたくなるのではないでしょうか。関越道にある「嵐山」は「らんざん」ですが、京都の嵐山は「あらしやま」です。
何度も京都に行ったことはある私も、嵐山は行ったことがありません。
それで、Miisa(ミイサ)に嵐山の竹林の写真を見せていました。「京都に行きたい」と言ったのに具体的に何を見たいというのが出てこなかったMiisaにとって、この竹林の写真は強烈でした。
「嵐山に行きたい」とMiisaは言いました。
1時間に1本ぐらいしかないバスに、かなり乗って嵐山に着きました。

◆竹林だけではない
嵐山でMiisaにウケたのは竹林だけではありませんでした。
あるお寺に苔が綺麗な庭園があり、それがMiisaを驚かせました。
西洋だと芝生の庭なのでしょうけれど、それとは違う、もっと深い緑色です。ちょうど台風が近づいていることもあり。雨に濡れて輝いていました。
もっと時間があれば、色々と見て回れたのですが、私達は竹林と苔だけ見て帰りました。
なお、意外だったのは桂川と、桂川ににかかる橋については全くコメントがなかったことです。
確かに周りを見ると桂川とその橋を鑑賞しているのは日本人ばかりで外国人はいませんでした。

◆食事も堪能
ホストファミリーは朝食と夕食を提供する必要があります。
ラッキーなことに、私達の泊まったホテルには簡単な朝食がついていました。
で、夕食。
京都に到着した日の夕食は「すき焼き」にしました。
一般的に外国人は生卵を食べる習慣がないので、「すき焼き」は驚かれると聞いていたのですが…Miisaには特に何でもなかったようです。
ただ、偶然にも私達の行ったお店は100年近い歴史のあるお店で、メニューが2種類(普通のすき焼きか上ロースのすき焼きか)しかないというお店で、私はちょっとびっくりしました。
書道体験をした後に嵐山に行った日は、嵐山で「弁当」を食べました。あえてカギカッコをつけたのは、京都の、テイクアウトしない弁当だからです。
色々な味を少しずつ食べられる「弁当」で大満足。ただ、Miisaには少し量が多かったようです。

◆気になるお値段
念のため断っておきますが、この京都旅行は私にとって「赤字」です。ホームステイを受け入れることで受け取れる金額を大幅にオーバーしています。
ただ、それでも私が京都に一緒に行った理由はいくつかあります。
1つは私も京都を楽しみたかったからです。特に、外国人が何に興味を持ち、どんなものを好むのかを知りたいという思いがありました。
もう1つは、Miisaは3ヶ月も滞在するため、その3ヶ月の間に十分にペイできると思うからです。
3ヶ月の受け入れで十分にペイできる、ということは、実質タダで京都に行って教養をつける機会が得られるということです。
一番最初に受け入れたAino(アイノ)の場合、語学学校の授業がない日も予定がびっちり詰まっていて、一緒に出掛けたのはAinoが到着した初日にお散歩したぐらいでした。
確かに楽しい思い出がいっぱいでしたが、もうちょっと一緒に楽しい思い出を作りたいと思いました。
それがあるからこそ、Miisaが京都に行くと言った時、私は良い思い出を作るチャンスだと思いました。
日本ホストファミリー養成協会では、ホストファミリーの皆様が安全・安心してホームステイを受け入れられるように、ホストファミリーのための情報を提供しています。
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