独身の私がホームステイを受け入れてみた!【連載83回目】

◆番外編? 永久保存編?

ホームステイの受け入れ開始から約半年、自らもCouchsurfing(カウチサーフィン)を利用してホームステイを体験し、帰国後、今度はCouchsurfingを使ってホームステイを受け入れることに。

今回は、そのCouchsurfingについて、「こうやったらホームステイしたい人からのお問い合わせが来る」「大量のお問い合わせメールにはこんな対応を」という話を書きたいと思います。

 

◆我が家は大人気

今(2017年12月28日現在)我が家は物凄く大人気です。どれぐらい人気か、と言うと、毎日2件は「ホームステイしたい」というお問い合わせが来ます。

どうやら私がお問い合わせを受けやすい理由は3つあるようです。

もちろん、ホストファミリー養成協会が主催する『ホストファミリー養成スクール』で習ったことを使っているせいもあるのですが、ここではそれとは別に3点、挙げたいと思います。

 

1つ目は、私が実際にCouchsurfing経由でポーランドでSybi(シビー)の家にホームステイさせて頂いたこと。そしてSybiから良い評価を得ていること

2つ目は、私がドイツ在住のインド人Vanchinathan(バンチャンサン)のホームステイを受け入れたこと。

 

それと、どうやら3つ目は、返事を必ず返していることだと思います。

Couchsurfingでお問い合わせが来るとメールにもアラートが送られて来るのですが、そのメールに「Your reply rate: 100%」ということが書かれています。きっと、この返信率も、お問い合わせする際の目安にされているのでしょう。

 

確かに我が家は新宿まで電車1本で15分ほどで行けます。

そのロケーションだからお問い合わせを受けやすい、というのもあるかと思いますが、どうもご近所さんよりも多くお問い合わせを頂いているように思います。

 

◆困ったお問い合わせ

私は12月29日から1月3日までお正月休みの予定でいます。

少なくとも12月29日から31日はおせちの準備をしなくてはなりませんし、我が家は31日と1日は全員が揃うという「しきたり」があります。まぁ、こういうのはどこの家庭でも同じだと思うのですが。

全員が揃う必要があっても、途中で抜けることはできます。とは言うものの、抜け出すタイミングは事前に予測するのが困難です。そんな状態なので、年末年始からホームステイを受け入れるのは困難です。

にも関わらず、年末年始にだけ我が家にホームステイしたい、というリクエストが頻繁に来ました。日本の年末年始は家族だけで過ごすもの、という話は、外国人には通じません。

 

あー、面倒臭いっ!

こんな時、Airbnbだったら、予めカレンダーで「この期間は受け入れられません」ってできるのに。

Couchsurfingには、そういうカレンダーがないので、お問い合わせに返信する形でお断りする必要があります。

 

その、お問い合わせに(英語で)返信する形でお断りするのが面倒で、良いことを思いつきました。

それは、「予めプロフィールの冒頭に”この期間は受け入れできません”ということを書いておく」ことでした。

このプロフィールは、私のページを見ると最初に登場する部分です。ここに「この期間はダメ」ということを書いておけば、きっとお問い合わせは減るんじゃないかな、と。

実際、これは効果覿面(てきめん)でした。それからは、お正月シーズンのお問い合わせは激減しました。

 

◆こんなお問い合わせはNG

ところが、このお正月シーズンのお問い合わせはゼロにはなりませんでした

そもそも私は、場合によってはこのシーズンにホームステイを預かることもやむを得ない場合もあるかな、とは思っています。

例えば、実家に帰ったものの嫁姑間のトラブルで家出したいお嫁さんとかだったら、良くも悪くも何もない我が家でゆっくりホームステイしたら良いと思います。あるいは、帰りたくても帰る先のない大学生とか。

まぁ、どちらも日本人のホームステイを想定していますが、ともかく、こんな具合の緊急事態でもあれば受け入れることはやむを得ないと思うのです。

ただ、私のところに届くお正月シーズンのお問い合わせは、このようなものではありませんでした。どれも普通の外国人で、一方的にホームステイしたい、という感じでした。

 

中には「私は既に40カ国を回っていて、私の話は楽しくて…」と一方的な自己アピールばっかり延々と23行に渡って書かれていて、おまけに「今夜から年明け2日まで預かってほしい」とのこと。

ざっと見たところ、このメッセージの送り主のFacebookのページのリンクやらwebサイトへのリンクも含んだ自己アピールが延々続くので、もう3行ほど読んで後は読むのをやめました。

正直「キモい」と思う一歩手前という感じです。はい、お断りです。

 

内心「私のプロフィールの冒頭にお正月シーズンはダメって書いてあったの読みませんでしたか?」って怒りをぶつけたい気持ち山々でしたが、そこはお手柔らかに。

「日本では年末年始を親の家や祖父母の家で過ごす風習があるので、今のシーズンにホームステイ先を探すのは大変だと思います。実際、私も父親の家に行くので受け入れられません」とプロフィールの冒頭に書いたことを改めて繰り返しながら丁寧にお断りして、文末に「Have a nice vacation, and enjoy Japan!」って書いておきました。

 

ほんと、こんな自己主張ばっかり23行もよこしては…私はふと企業の採用試験の書類選考を思い出しました。

ホームステイは企業への入社じゃないけれど、きっと我が家に来ても私の話なんか聞かずにメチャクチャなことをしてくれそうだなぁ…って思えてしまいました。

 

この人とは別の人ですが、「採用試験」を連想する人がいました。

私が受け入れられないと予め書いていた時期にホームステイしたいと言う上…
日本で働きたいと言い…
そのお問い合わせの本文は極めて短く…

もちろん私は受け入れませんが、こんないい加減な感じの人をどこの日本人が採用すると言うのでしょうね?

 

◆知らなきゃしょうがない

これまた私がお断りしたお問い合わせなのですが…

 

1月の、お正月シーズンが終わってからのお問い合わせなのですが、オーストラリア在住のカナダ人ライターさんが「成田空港に到着して、翌日、成田空港から帰国するのだけれど1晩だけホームステイしたい」とのこと。

新東京国際空港って、東京ディズニーランドと同じで「東京」を名乗りながら千葉県にあるんですよね…まぁ、知らなかったら新東京国際空港(成田空港)に到着して「東京に降り立った」って思っちゃうかもしれないですよね。

ほんと、詐欺くさい名前ですよね…いっそのこと「東日本国際空港」ぐらいにしておけば良いのに。

 

ともかく私は「千葉県にあって、空港から千葉市に出るのにも電車で1時間かかるし、都内にある我が家に来るには2時間はかかる」ことと「もし時間があれば京成線で20分ほどの成田に行き、新勝寺を見学しては?」ということを返信しました。

本当はうなぎも提案したかったのですが、きっとお店の閉まっている時間です。ただ、和風な街並みが見られるはずなので「新勝寺の手前にある商店街も見物すると面白いと思う」と付け加えておきました。

 

なんだかんだ言って、私、日本ホストファミリー養成協会が認定する「Good Host Family」ですもの。単に「NO」ではなく、プラスαで返信するようにしています。

先程お断りした23行の人にも、「日本の風習」をお伝えした上でお断りしていますし。

 

何はともあれ、この新勝寺の提案がウケたらしく、このライターさんからCouchsurfing上での「お友達」の申請があったので「お友達」になりました。

ちなみに、この「お友達」が多い方がお問い合わせが来やすい、というウワサもあるそうです。特に何も関係のない人から友達申請が来ても、無視していて大丈夫です(実際、私は無視しています)。

 

◆感動的なお問い合わせ

そんな困ったお問い合わせばかりではありません。中には実に素晴らしいお問い合わせが来る事もあります。

私が感動したお問い合わせは、私がプロフィールの冒頭にお正月シーズンはダメと書く前に受け取ったお問い合わせなのですが…

 

まず、プロフィールを読んだことが書かれていました

私が好きな本としてミヒャル・エンデの『はてしない物語』を挙げていた事に触れて「私も子供の頃に読んだ『はてしない物語』が今も好き」と言っていました。

それからプロフィール写真に剣道の写真も入れていたら「私も5年間、剣道をやっていた」と言っていました。

私が「ライター」であることについても「新聞や雑誌に記事を書いているのですか?」と。

 

いやぁ、嬉しいですね。私という人間がどういう人間かを見ています。きっと、この子となら気が合うように思います。

それに、書き方もまた、私を詮索している感じではなく、「自分と共通点が多くて親近感を持った」という感じが伝わって来るものでした。

数あるホストの中から私を選んでくれた感じがします。

 

こんな話をホストファミリー養成スクールのメンバーにお伝えしたら、「それがマッチングサイトの醍醐味ですね」「語学学校ばかりでなくてマッチングサイトも使いたい」という声が上がりました。

 

◆お断りした時に私がすること

さて、ホームステイの受け入れをお断りした時、「この人だったら受け入れたかったな」と思うような人に対して、私は「我が家で受け入れることはできないけれど、お夕飯を食べに来ませんか?」とお伝えするようにしています。

相手が我が家での滞在を希望した期間で、私が都合の良い日時があれば、そこでお夕飯を提案しています。

 

1人はシンガポールの大学生Keniです。

彼女はシンプルなメッセージだったのですが、「新宿と明治神宮とジブリミュージアムに行く」という計画を書いていて、私が「ジブリは予約が必要だよ」という返信をしたら「1月10日のチケットを持っている」という具合に返事が来ました。

こういう、しっかりした感じの子、私は好きです。この日本での行き先も、本当に日本を知ろうとしている良いチョイスだと思います。それで私は夕食に誘いました。

 

もう1人は中国人の、これまた大学生の晴さんです。

彼女もホームステイすることで「現地の人に接して、現地の食事を楽しんで、現地の生活を体験したい」というお問い合わせをくれていました。

既に別のホームステイが決まっているので、全ては提供できないけれど、夕飯だけは提供できると思い、夕飯に誘いました。しゃぶしゃぶか、何か一緒に作ることのできる料理を作ろうと思います。

ちょっとすごいのは、この晴さん、かの北朝鮮に旅行したことがあると言うのです!
お夕飯の時に、そこらへんの話も聴いてみたいなぁ…。

 

どうですか、こんな具合に「夕飯だけ」というホームステイもアリだと思いませんか?

「ホームステイはちょっと…」とお思いの方も、「夕飯だけホームステイ」だったら簡単に受け入れられると思います(と言っても受け入れ期間が短いとお互い深く理解し合うのが難しいんですけれどね…まぁ、そこは夕飯だけ受け入れることに飽きて「ちょっと3日ぐらい受け入れてみようかな」となることを期待します)。

 

日本ホストファミリー養成協会では、ホストファミリーの皆様が安全・安心してホームステイを受け入れられるように、ホストファミリーのための情報を提供しています。

ホストファミリーに興味をお持ちの方は、ぜひお問い合わせください。

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