【連載第20回】子育てママのホストマザー体験記「お別れあとに残ったものは・・・」

みなさん、こんにちは。ホストマザーのくろこ けいこです。

わが家にホームステイに来ていていたシーモ。たった2週間のホームステイでしたが、普段の2週間よりもずっと長く感じた2週間。今日でとうとうお別れです。

バス停までお見送り♪

シーモが日本に来た時は、成田空港から家まで学校が手配したタクシーに乗ってきました。でも、帰りは成田空港まで一人で行かなくてはいけません。えっ、だいじょうぶ?

この2週間で、日本の電車の乗り方に慣れたとはいえ、重いスーツケースを持って一人で成田まで行くのはちょっと大変です。なにしろシーモは、イタリアにいるときはほとんど電車に乗っていないそうです。

そこで、成田までの空港バスを予約してあげました。私たちは、バス停までお見送りです♪

当日は、朝6時半にタクシーに来てもらいました。早いです!朝に弱いだんなさんも(この日だけは)がんばって早起きしてくれました(笑)

さて、みんなで一緒にタクシーに乗りましたが、誰もしゃべりません。なんだかシーンとしています。タクシーの中から見る街も川も、いつもの見慣れた景色のはずなのに、朝早いせいか、それともこれでお別れのせいかなんだかいつもとは違って見えます。

2週間わが家で一緒に過ごしたシーモと、これでお別れ。なんだか寂しいですね。

到着が早すぎた?

バス停までやってきました!が、早すぎたらしく、誰もいません。当然バスもまだ来ていません。それもそのはず。40分くらい早くついてしまったのです(笑)

いやいや。遅れるよりはいいですよね。

こんなに朝早くタクシーに乗らないので、何分くらいかかるのか見当がつかなかったんです。それに、子どもが小さいので途中でぐずぐずすることもあるかと思って、とにかく早め早めに動こうとしたんですよ。(言い訳?)

それでも、40分前は早すぎ?ですかね。

しかたないのでお茶でもしようとカフェを探しましたが、朝6時台からやっているお店はありません。4人で、ちょっとぼーっとしちゃいました(笑)

7時になってマクドナルドが開いたので、入って、しばらくコーヒーを飲みながらおしゃべりしました。が、「これでお別れだね」という会話だけは避けるように、ほかのどうでもいいことをしゃべっていました。やっぱり内心、さびしいのでしょうね。

バス停のほうを見ると、ようやく人が並び始め、そしてしばらくすると空港バスがやってきました。急いで4人でバス停へ向かいます。

バスの運転手にシーモの名前を伝え、スーツケースを預けます。いよいよお別れです。

最後にハグをして「またね」と言うと、シーモはバスに乗り込んでいきました。そして、窓際の席に座ると、笑顔でこちらに手を振ってくれます。

私はというと、頭ではこれで最後なんだと思うけれど、なぜかまた会えるような気がして、さびしいという感じはしませんでした。

シーモはどうかな?日本を離れるのはちょっと寂しいけれど、イタリアに帰って大好きな家族に会ったり、ボーイフレンドに会えるのは嬉しいだろうな♪きっと一言では言い表せない複雑な気持ちなんでしょうね。

これからシーモは、成田からイタリアのサルディーニャまで帰ります。ロングフライトになりそうです。乗り継ぎが悪いのか、イタリアではミラノの親戚の家に一度泊まると言っていました。

残ったのものは・・・

シーモがバスで行ってしまうと、私もだんなさんもなんだかちょっと気が抜けてしまいました。初めてのホストファミリーということで、少なからず緊張もしていたのでしょう。

やはり、誰かを家に泊めるということはそれなりのストレスを感じますし、なによりゲストの命を預かっているというのは緊張します。今回は、シーモの滞在中に大地震や事故などのトラブルがなくて、本当に良かったと思いました。

家に戻ると、寝不足のだんなさんは二度寝。私は、ゲストルームの片付けを始めました。

シーモは、部屋をとてもきれいに使ってくれたので掃除は簡単でした。掃除機をかけて、寝具を洗って、それで後片付けは終わりです。片付けがカンタンだったので、またまた気が抜けてしまいました(笑)

が、一つだけ、シーモが帰ったあとに、残っていたものがありました。

シーモは、毎朝部屋で香水をつけていたんです。それもシュッシュッシュとけっこうたくさんつけていました。イタリア人の好みなんでしょうか。かなり甘くて強い香りです。

その香水の香りが部屋に染みついていたんです。窓を開けてもなかなか消えませんでした・・・とほほ。

朝、みんなが使う洗面所でシュッシュとされるよりはましですが、それでも部屋で香水をつけた後は換気してほしいなあと思いましたよ。

これを待ってた♡

次の日のことです。

シーモからメールが届きました。無事にイタリアに着いたという内容でした。まだ、ミラノの親戚の家に泊まっていてサルディーニャの自宅には戻っていないけど、もうすぐ自宅に帰るそうです。

これを読んで本当にほっとしました。「家に帰るまでが遠足です」ではないけれど、「家に帰るまでがホームステイです」よね!

シーモのご両親も胸をなでおろしていると思います。大切なわが子を見ず知らずの場所でホームステイさせる親の不安は、計り知れないものだと思います。

私もこれでやっとホストマザーとしての役割を終えたという安堵感でいっぱいでした。

それにしても、ほかのホストファミリーの方の話では、ホームステイが終わって自宅に戻った後、ホストファミリーに何も連絡をしてこないゲストも多いそうです。もしかしたら、自宅に戻ってほっとしすぎてしまったのかもしれませんね。

でも、ホストファミリーは、無事に家に着いたのかなあとちょっぴり心配しているものです。ぜひ、無事着いたという連絡だけは、してあげてくださいね~。

さて、私たちはシーモとの楽しかった思い出を胸に、次のゲストのための準備に入りますよ。

つづく

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