「もう二度とやりたくない・・・」ホストファミリーの苦悩

外国人留学生は20年前と比べて6倍!

今、世界中の日本人気や政府の取り組みもあって、日本に留学しにくる外国人は年々増えています。

日本政府は2008年(平成20年)、当時の福田総理が「日本を世界に開かれた国とし、人の流れを拡大していくために重要である」として、「留学生30万人計画」を発表しました。

2020年までに30万人に増やそうというその計画内容は、2019年現在すでうに30万人に達しようとしています。

ほんの20年前(平成10年ごろ)までは、5万人程度だった外国人留学生の数が、6倍に増えているのです。

一方で、日本人学生の数は少子化の影響もあって年々減っているため、そのうち1つの教室にいる日本人学生と外国人留学生の割合が逆転する学校も出てくるかもしれません。

(独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)「平成30年度外国人留学生在籍状況調査結果」より)

慢性的に不足するホストファミリー

外国人留学生が増加する一方で、日本のホストファミリーは不足しています。

学校や国際交流団体は、ホストファミリー不足に頭を悩ませていると言われています。

ホームステイの受け入れを希望するアクティブ(現在も受け入れ可能)なホストファミリーは、首都圏で約1000世帯ほどと言われています。

30万人の外国人留学生に対して、わずか1000世帯しかないのです。たった「0.3%」です。

その証拠に、海外留学を希望する高校生の子を持つ家庭にアンケートを実施したところ、250世帯のうち3分の2の家庭が「難しい」と回答したと、日経新聞の記事に報じられています。

(2017年9月20日 日本経済新聞記事より)

【ホストファミリーを難しいと感じる主な理由】

  • 空いている部屋が無い
  • 経済的に余裕がない
  • 忙しくて時間に余裕がない
  • 要介護の家族がいて難しい
  • 家族が反対する
  • 言葉ができない
  • 不安
  • 食事提供が大変
  • 共同生活が苦手

(日本ホストファミリー養成協会調べ)

 

せっかくホストファミリーをしたのに・・・

また、慢性的なホストファミリー不足の背景には、もう1つ理由があります。

ホストファミリーを1度経験しただけで、継続せずに止めてしまう家庭が多いからです。

ホストファミリーの楽しさや魅力を感じながらも、負担や責任が予想以上に重くのしかかってきてしまっているようです。

【ホストファミリーを止めてしまう理由】

「我が子を留学させていたので仕方なくホームステイを受け入れした」

「予想以上に大変で疲れてしまった・・・」

「外食費はもちろんですが、観光施設などに行った場合の入場料、光熱費・水道代・ベッドレンタル料金など費用負担が重過ぎる・・・」

「生活習慣が違い過ぎてストレスが溜まる・・・」

 

二度とやりたくなってしまう3つの理由

ホストファミリーを止めてしまう理由をいろいろと聞いていると、大きく分けて3つに集約できることが分かります。

1.おもてなし疲れ

ホストファミリーと言っても、ほとんどの家庭で奥様の方に大きな重圧がかかってきます。

海外と比べても日本人女性の主婦力は相当なものだと思っていますが、料理、掃除など、自分の子供以上に力を入れて世話をしてしまって疲れてしまうのです。

当協会ではこれを「おもてなし疲れ」と呼んでいますが、力を抜いた適度なおもてなしができずに、頑張りすぎてしまうようです。

2.費用負担が重い

ホームステイしてきた留学生の費用負担が予想以上に重いという理由があります。

ホストファミリーをすると、食材や水道光熱費に加えて、家族でどこかにでかけた時の費用負担なども強いられることになります。

しかし、ホストファミリーを募集している学校や団体の多くが、ボランティアかわずかな謝礼のみです。

一度だけでの受け入れだけであれば何とかしますが、継続しようとなるとよほどの裕福な家庭でしか続けていくのは難しいと感じるのは当然かもしれません。

3.いきなりレベルが高過ぎる

ホストファミリーを経験した人に話しを聞くと、いきなり負担の大きい、レベルの高い受け入れをされていることに驚きます。

たとえば、未成年の留学生を受け入れは、成年者と比べて、責任もはるかに大きくなります。

また、いきなり長期間の受け入れをされているご家庭や、英語が得意ではないのにネイティブの留学生を受け入れしまっているのです。

当協会からすると、「未成年」「長期間」「ネイティブ」「食事制限」はベテランホストファミリーでないと難しいと考えるほどレベルの高い受け入れです。

本来は階段を1歩づつ上っていくべきところを、いきなり高い階段をジャンプして登れと言われているようなものなのです。

ホストファミリーを募集する団体にも問題

そして、ホストファミリーを募集する団体にも問題があると私は考えています。

ホストファミリーを経験したことのない家庭に対して、事前のレクチャーがほとんど無いということです。長いところで1時間、口頭で説明する程度です。

また、義務感やボランティア精神で、悪い言い方をすると「押し付け」で受け入れを強いてきている国際交流団体もあります。

事前の細かいレクチャーが無いだけでなく、留学生のプロフィールもそこそこ、日本に来る前のやり取りもできないままで受け入れ開始となってしまうのです。

受入期間中のサポートすらないところも多いです。

私は批判は好きではありませんし、批判できる立場でもありませ。留学生の受け入れとサポートに精一杯になっている学校や団体、担当者が多いことも分かっています。

ただ、そのような体制を続けていってしまったら、長く続けたいと考えるホストファミリーは増えていかないのではないでしょうか。

ホストファミリーは運転免許証と同じ

車で公道を走るには、運転免許証が必要です。運転免許証を取得するには、講習を受けて試験に合格しなければなりません。

これは、海を潜ったりするダイビングでも同じですよね。事前にレクチャーを受けて、安全なやり方や危険性を学ぶのです。

しかし、ホストファミリーの世界には、ホストファミリーの安全な始め方を教えてくれる団体はありません。

そのため、初心者のホストファミリーに、いきなり難易度の高いホームステイを任せることで、せっかくホストファミリーに興味を持ったご家庭を潰していってしまっているのです。

当協会では、ホストファミリーを始めるやり方を教え、「もう二度とやりたくない」というホストファミリーを減らしていくことが使命だと感じている次第です。

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