前回までのあらすじ
「子育て家族がホストファミリーを安全に始めるための7つのステップ」を連載でお届けしています。
子供たちが、外国人慣れしていき、外国語にも興味を持ち「話したい」「理解したい」と思うようになる!
高いお金を払って外国語を強制して学ばせるのではなく、逆に適正なお金をいただきながら、普段の生活を通して自然と国際人として成長していく!
しかも、感謝をいっぱいもらえる!
ホストファミリーはこんなにも子育て家族にとって素晴らしいものはないと感じる一方、家に知らない人を泊めるのですからたくさんの不安もあります。
しかし、ほとんど情報が無い。どうやって安全にホストファミリーを始めたら良いか分からない。
そこで、「子育て家族がホストファミリーを安全に始めるための7つのステップ」を公開することにしました。
前回の記事では、4thステップとして「お部屋準備のコツ」についてお話ししました。
一度準備を始めようとしたものの「あれも用意しなきゃ!?これも用意しなきゃ!」と、初めてのホームステイ受け入れに向けて頭はパニック。結局は面倒になって止めたくなってしまう人も多いのではないでしょうか。
そこで、前回の記事では、始めに用意しておくべき3つのアイテムのみお伝えしました。お部屋の準備のコツは「お金をかけない」「無理をしない」でした。
さて、本日は、安全に始めるための5番目のステップ「会う前から相性が分かり、不安やトラブルも吹っ飛ぶ!事前やり取りのコツ」についてお届けしたいと思います。
【過去記事】
会う前に、合う人かが分かるコツ
ホストファミリーする目的を明確にし、理想のゲストをイメージをしたら、ワクワクしながら簡単なお部屋の準備。さぁ、あとは新しい家族をお迎えするだけです!
とはいえ、ここまで準備してもやっぱりどんな人が来るか、実際に会うまで不安ですよね!?
「事前にどんな人がもっと分かれば・・・」と、私も何度も感じたものです。
大学や日本語学校からの受け入れだと、ギリギリまでどんな人が来るか分からず、事前に伝えられているプロフィール情報はわずか、なんてことも少なくありません。
事前情報が少ない状況で、今後半年、1年と一緒に生活を供にするなんて、よくよく考えたら恐ろしいことですよね。かつての日本の「お見合い制度」のように、初めて会った人と結婚するようなものです。
これまでのホストファミリーの不幸は、事前情報が少ないためのミスマッチに原因がありました。
誰しも人間ですから、「合う、合わない」は絶対にあるものです。できれば、合うかどうかが事前に分かり、合う人を受け入れたいですよね?
また、どんな食事が好きか、食べれないものは無いか、どんな趣味なのか、深刻なアレルギーを持っていないかなども事前に分かれば助かります。
どうしたら事前に分かることができるでしょうか?
ステップ1.プロフィールのチェックポイント
まず最初に、見るべきなのは「プロフィール」です。
大学や日本語学校の場合ですが、プロフィールの情報が少なすぎて判断できないこともあるのですが、数少ない情報の中から重要なポイントを解説していきます。
1.年齢:20歳を超えているか? ※20歳未満の未成年を受け入れのはハードルが高いため、慣れないうちは成年者に絞ると良い。
2.食事:食べ物に制限はないか? ※宗教上の問題やベジタリアンなどで食べ物に制限のある人も増えている。また、食物アレルギーがある人も多く、食事提供で苦労するためベテランホスト向け。
3.趣味:どんな趣味を持っているか? ※自身や家族との趣味が一致すると、話しも盛り上がる。
4.レビュー:他のホストからどんなレビューをされているか? ※Airbnbのようなマッチングサイトでは、レビュー機能があり、他のホストからどんなレビューをされているかが分かります。



(「ホストファミリー養成スクール」テキストより抜粋)
ステップ2.自己紹介文やメール文章のチェックポイント
人柄というのは、文章からも分かるものです。
もちろん文章の得手不得手というのはありますし、英語が下手な外国人だっていっぱいいます。しかし、そういう「書き馴れ」を差し引いたとしても、人間性というのは文章に滲み出してくるものです。
(ここからも、2ndステップ「理想のホームステイ相手を受け入れ方法」でお伝えした、自己紹介の重要性を感じとって頂けるかなと思います。)
一生懸命、誠実に書かれた文章というのはすうっと心に入ってきたりしますし、逆に、雑な文章だったり、残念な言葉使いが多かったりする文章は、「あれ?」とどこか違和感を感じるものです。
文章から合う合わないと感じとってみましょう。


(「ホストファミリー養成スクール」テキストより抜粋)
ステップ3.SNSで事前につながろう
今や世界中の人がSNSを利用しています。だいたいどの人もFacebookやインスタグラムやTwitterなどのアカウントを持っています。
SNSの発信を見ると、「どんな友達とつながっているか?」「どんな家族がいるのか?」「どんな趣味があるのか?」といったことがわかることも少なくありません。
SNSをまったくやっていない人も、せめてFacebookのアカウントは開設して、発信せずとも事前にSNSでつながっておくと良いでしょう。
※事前のやり取りを禁止している学校もあります。
【事前につながるための文章例】
あなた「Do you have a Facebook account? My account is http://xxxxxxx.Would you give me a friend request if you have it?」
最終的に止めても大丈夫
以上のようなステップで事前にやり取りをすることができれば、「思ってたのと違う・・・」といったことはほぼ無くなります。
やり取りをする中で人間関係もできていきますので、日本で会った時に初めて会った感覚ではなくなり、久しぶりに会ったような感覚に陥ることも少なくありません。
とはいえ、「なんか違うな・・・」と違和感が拭い去れない時もあります(滅多にありませんが)。また、「ちょっと大変そうだな・・・」と感じる場合もあるかなと思います。
ベテランホストファミリーになってくると問題ないことも多いのですが、「ホストファミリーは最初が肝心」ですので、慎重に受け入れるにこしたことはありません。
そのため、どうしても不安に感じてしまう場合は、思い切って「受け入れない」という選択肢を取ることもできます。我慢して数ヶ月も一緒に生活するなんて、お互い不幸でしかないからです。
「あぁ〜、この人だったら受け入れてみたいな!」
そんな人を受け入れると良いかなと思います。すると、ずっと家族のような本当に素敵な関係が築けること間違いなしです。
(つづく)
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=== お知らせ② ===
ホームステイ受け入れに興味はあるものの、不安な方がいらっしゃいましたら、お茶会にいらしてください。
少人数制ですので、ざっくばらんにお話しできますし、嘉手納に気軽に相談することもできます。