みなさん、こんにちは。ホストマザーのくろこ けいこです。
いよいよ3人目のゲスト、Jちゃんが到着しました!Jちゃんの持ってきたおどろきのおみやげは、いったい。
これはほんとにクルミなの?
Jちゃんは成田空港からわが家までタクシーでやってきました。日曜日のお昼くらいに到着したので、私たちもリラックスして迎えることができました。(以前、夜9時頃に到着したゲストもいたので、、その時は…。)
マンションの入り口まで迎えに行くと、大きなスーツケースを持ったJちゃんが笑顔で立っていました。ブロンドの髪の毛に白い肌、緑色の瞳のJちゃんは、典型的なドイツ人の女性という感じでした。
でも、長い髪の毛を三つ編みにした素朴な雰囲気や、穏やかに微笑んでいるJちゃんは、堅苦しいドイツ人のイメージとは違って、とっても優しそうでした。
私たちが、ぎこちない英語で「初めまして」の挨拶をすると、Jちゃんは日本語で返してくれました。すごい!さすが!そして、その後も、たどたどしいけれど日本語でおしゃべりをしてくれました。
さて、エントランスから家に移動しゲストルームに案内すると、Jちゃんはスーツケースをあけておみやげを取り出しました!
このおみやげタイムはホストファミリーにとってはちょっとした(ん、かなり?)お楽しみの時間です。多くの場合、その国ならではのお菓子や食べ物なんかを持ってきてくれるからです。食いしん坊のわが家にはたまりません(笑)
Jちゃんは、きれいな花柄の包装紙に包まれた大きめの箱を出してくれました。箱には同じ包装紙で扇型に折った、小さな飾りもついています。
「へ~、ラッピングも凝ってるのね~。」と思っていたら、なんとこのラッピング、Jちゃんが自分でやったというではありませんか!Jちゃん、手先が器用なんだな~とびっくり。

さらにおどろいたのは、その中身です。
箱を開けると、中にはジャムの瓶くらいの大きさのガラス瓶が2つ入っていました。どちらにも黒っぽい液体が入っています。見たことのないおみやげに、私たちはしばし無言。。。
できれば、おみやげを見た瞬間に「わ~!」と歓声をあげたいところですが、これが一体なんなのか、まったくわからなかったのです(笑)
Jちゃんの説明を聞くと、「これはクルミのシロップ漬けです。私が手作りしました。」と言うことなんです。が、どうも瓶の中身はクルミには見えません。黒いシロップを吸って、丸々とふくらんだ黒い実のようなものが入っているんです。なんだか、黒いあんずみたい!
Jちゃん曰く、スライスしてそのまま食べてもいいし、肉料理の付け合わせにしたり(!)、バニラアイスに添えてもおいしいそうです。と言われても一同無言(笑)んーー、これはいったいどんな味なんだろう。あとで、食べてみよう…。
ちなみに、このクルミのシロップ漬けは、最初に私がイメージしていたものとは全然違うものでした。
というのは、私はクルミと聞いたときに、かたいナッツのクルミを思い浮かべました。固い殻を割って、その中に入っているナッツです。日本では、クルミと言えばそれですよね。
ところが、Jちゃんが持ってきてくれたクルミは、同じクルミでも、まだずっと若い実の状態のクルミだったんです。だから、見た目はあんずとか巨大な梅の実とか、そういう感じに見えます。そして、そのままでは固いので、ゆでたり、何カ月もシロップ漬けにしたりしてやっとできあがるんだそうです。
(けっこう複雑な工程らしいんですが、私の英語力ではぜんぜんわかりませんでした・笑)そんな貴重なものを持ってきてくれて、どうもありがとう、Jちゃん。
Jちゃんは、ベジタリアンなので肉や魚は食べません。だから、肉料理の付け合わせじゃなくて、バニラアイスに添えて一緒に食べようと思います♪

ベジタリアン登場
Jちゃんは、ベジタリアンです。それは、事前に聞いていました。
日本では、ベジタリアンというと肉や魚、たまごや乳製品いった、いわゆる動物性たんぱく質をまったくとらないタイプのベジタリアン(ヴィーガンと言うようです)のことをイメージするかもしれません。
が、Jちゃんはそうではなくて、肉と魚は食べないけれど、たまごや乳製品は少しなら食べるということでした。料理を作る身としては、ほっとしました。使えない食材が多いと、料理を作るのが大変ですからね。
Jちゃんは和食も好きということなので、基本的には野菜や豆腐なんかを使った和食を作ろうと考えていました。ところがここで一つ問題が!和食と言えばやっぱりお味噌汁ですが、Jちゃんは魚がダメなので、かつおぶしや煮干しでとった和風のだし全般がダメなんです。
わが家ではお味噌汁は、かつおぶしやさばぶしでだしをとっていたので(と言っても、お手軽なだしパックですが)、どうしたらいいものか迷ってしまいました。昆布だしにしてもいいけど、昆布だけだとちょっと物足りないんですよね。干ししいたけを加えると旨みは出るけど、時間がかかるのでだしをとるのがちょっとばかりメンドウです。
うーん。
こんなふうにで、新しいゲストが来るとある程度はその人に合わせて生活をすることになります。もちろん自分たちの生活のペースをなるべく変えないでいられたら楽ですよね。
でも、毎日の食事は相手の好き嫌いなんかに合わせて、メニューを考えています。せっかく日本にホームステイに来たのに、お楽しみのはずのごはんが全然おいしくなかったら、つまらないですからね。
それで、結局は昆布だしを使うことにしました。毎日料理を作る自分の負担がなるべく減るようにと思って、あらかじめ昆布をミルで粉末にして、お味噌汁を作る時に小さじ1杯入れて使うようにしました。これで、毎日のお味噌汁づくりはとても簡単になりましたよ。
それじゃあ次は、どんな料理を作ろうか?ベジタリアン料理といっても、私はあんまり知りません。それに和食で良いって言われても、だしや麺つゆは使えません。これだとうどんやそばも難しそうです。
ゲストに人気のカレーもルウにも牛脂が入ってるし、焼きそばは粉末ソースに豚エキスが含まれています。かと言ってすべて手作りするのは大変だし。。。
いったいどうしよう~。
つづく
=== お知らせ① ===
協会メルマガの配信を、LINEでも読めるようになりました。
メールよりも、LINEの方が読みやすいという方は、ご登録ください。
▼LINE → https://line.me/R/ti/p/%40eos9458t
※QRコードから飛ぶか、「 @eos9458t 」を検索して友達追加ください。
=== お知らせ② ===
ホームステイ受け入れに興味はあるものの、不安な方がいらっしゃいましたら、お茶会にいらしてください。
少人数制ですので、ざっくばらんにお話しできますし、嘉手納に気軽に相談することもできます。